初期脱毛という言葉をご存知でしょうか。 初期脱毛とは、AGA治療を開始して1か月くらいしたところで、抜け毛が増えて、一時的に薄毛が進行したかに見える現象です。 脱毛の期間は、短い人で2週間、長い人で1か月くらいです。この期間には、多い人で普段の4倍くらいの毛髪が抜ける場合があります。治療をした人全員に起こるわけではなく、治療法にもよりますが3割程度の人に生じると言われています。 初期脱毛がおこっても、決して諦めずに、淡々と治療を継続しましょう。初期脱毛は治療効果の表れとも言えるのです。
プロペシア(フィナステリド)を使用しても初期脱毛は生じます。では、なぜ初期脱毛が生じるのでしょうか。 AGA治療は、毛髪のサイクルを正常に治すことから始まります。つまり、長くなった休止期を短くし、成長期を長くすることです。AGAの治療を開始すると、まず今まで眠っていた毛根が目覚めます。そして、毛母細胞から発毛が始まります。 すると、今まで退行期から休止期にかけて毛包に残っていた毛髪を、新しい毛髪が下から突き上げて持ち上げて行きます。そして、抜け落ちます。 しかし、がっかりしなくても良いのは、そもそもこの抜けた毛髪というのは既に抜ける予定だった毛髪であるという点です。治療をしなくても、抜けるはずだった毛髪が新たに生え始めた毛髪に押し出されて抜けたまでです。基本的には、成長期の毛髪は抜けてこないと考えて良いのです。
初期脱毛の時期は、心理的にも辛い時期かもしれません。 しかし、AGA治療を信じて継続しましょう。 初期脱毛期を過ぎれば、必ず薄毛改善効果を実感していただけると思います。
初期脱毛の時期は、普段よりもシャンプーや外用剤の塗布に気をつける必要があります。 機械的刺激で抜け毛が多くならない様に、優しく頭皮を扱いましょう。