ザガーロは、グラクソ・スミスクライン株式会社が2015年9月に承認を得た男性型脱毛症(AGA)の新薬です。
ザガーロの成分デュタステリドが、男性ホルモンの「DHT(ジヒドロテストステロン)」を効果的に抑制することが発見され、プロペシア(フィナステリド)と同じ「5α還元酵素阻害薬」に分類されました。生え際や前頭部、頭頂部における効果はより強力に作用します。
デュタステリド
デュタステリドはAGA発症の原因となる5αリダクターゼ還元酵素を阻害し、脱毛男性ホルモン生成DHT(ジヒドロテストステロン)を抑制するを働きを持った医薬品成分です。
この働きはプロペシアに含まれるフィナステリドと同様ですが、デュタステリドはフィナステリドが抑制できない1型5αリダクターゼの生成を抑える効果をもっています。
この効果によりDHTを大幅に抑制することが臨床試験によって明らかとなりました。
第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験
(第Ⅲ相試験・非劣性試験)承認
20~50歳の男性型脱毛症患者917例 | |
多施設国際共同・無作為化・二重盲検・ダブルダミー・実薬/プラセボ対照・並行群間比較試験。 | |
ザガーロ0.02mg、0.1mg、0.5mg、フィナステリド1mgまたはプラセボを1日1回24週間経口投与。 | |
発毛(24週時における頭頂部の毛髪数のベースラインからの変化量)
ザガーロのプラセボに対する優越性を検証するとともに、用量反応性を検討した。また、ザガーロのフィナステルドに対する非劣性および優越性を検証した。 |