ミノキシジルは生え際や
前頭部に効くのか
頭頂部に比べて前頭部や生え際の発毛はミノキシジルに限らず、どんなAGA治療でも非常に難しいと言われています。前頭部の薄毛はAGAで最も多いタイプといわれており、特に東洋人に多いタイプです。
前頭部(生え際)の薄毛の原因
前頭部(生え際)の薄毛の原因として血管が少なく頭皮がかたいために血流が悪いことに加えて、他の部位に比べてDHT(ジヒドロテストステロン)の生成が多くなっているためです。
本来体内で作られるテストステロンという男性ホルモンは、薄毛には影響しません。
しかし、5α-リダクターゼという酵素の作用でテストステロンからDHTへと変化してしまうと毛母細胞に悪影響を与えてAGAの進行を早めてしまいます。
5α-リダクターゼには1型と2型があります。より強力なDHTを生み出してしまうのが2型であり、この2型が前頭部に多く分布しています。そのため、前頭部の薄毛の進行をとめることが最も難しいのです。
ミノキシジルの前頭部
(生え際)への効果
フィナステリドはDHT生産抑制剤なので効果は頭頂部と前頭部に限定されますがミノキシジルは血管拡張と血管新生が作用機序ですから部位に限定はなく、どの部分にも効果が出せます。前頭部の薄毛であっても血行不良も原因の一つではあるのでミノキシジルを継続していただければそれなりの効果は期待できるはずです。難しい部位なので現状を維持できているだけでも大きな効果といえます。
前頭部(生え際)の治療法
半年~1年継続使用してもあまり効果が感じられなかったり、薄毛の進行が止まらないという方も中にはいらっしゃるかもしれません。しかし、ミノキシジル自体をやめてしまうのではなく、フィナステリドやメソセラピーなどの他の治療をプラスαで行うことをおすすめします。
前頭部は頭頂部より血行が悪くなりやすいことや5α-リダクターゼ2型が主に存在してる箇所でもあり、なかなか難しい場所です。最も効果の高い治療法は、ミノキシジルとフィナステリドとメソセラピーを併用することです。
前髪は鏡で見やすい場所で、薄くなってきた事に気付きやすい場所だと思いますので、薄毛が進んでしまう前に早めに対処していきましょう。