特に前頭部の薄毛は頭頂部の薄毛とは異なり、ご自身でも進行を気付きやすく、額の広さや顔全体の大きさが 気になるといったお悩みを伺います。こちらのページでは、前頭部の薄毛の原因や特徴をご紹介します。

前頭部が薄毛になるAGAもあります。AGAをタイプ別に分類したハミルトン・ノーウッド分類によると、AGAはまず額の生え際から始まります。その後、頭頂部が薄くなるタイプ、前頭部が薄くなるタイプ、生え際がM字になっていくタイプに分かれていきます。

日本人には比較的、頭頂部が薄くなるタイプが多いといわれていますが、前頭部の薄毛もしばしば問題になります。前頭部の薄毛は目立ちますので、前髪をおろしてしまう方もいらっしゃいます。

また前頭部の薄毛は、頭頂部の薄毛に比べてAGA治療をしても効果が得られにくい、ということがあります。どうしてなのかはっきりしたことはまだわかっていませんが、一説によると5αリダクターゼにはI型、II型の2種類があり、それぞれの分布している部位が異なる、ということが原因のようです。

I型は全身の発毛部分に存在しているのですが、II型は前頭部から頭頂部にかけて集中して存在しています。近年ではAGAの原因となるのはこのII型5αリダクターゼ、といわれています。

もちろん分布している部位は個人差があるため、人によって薄毛が始まる部位が異なるのですが、早期のうちに治療をすることがもっとも大切です。場合によっては高校生くらいからAGAが始まることもあります。早いうちに治療を開始すれば、結果が出るのもそれだけ早くなります。少し薄くなってきたかな、まだ大丈夫かな、と悩みはじめたときにはもうAGAの進行が始まっているのです。