カントン包茎手術治療
About Phimosisカントン包茎手術治療について
包皮口が広がらず、無理に亀頭を剥き出しにして皮が戻せなくなる状態のカントン包茎。
亀頭がうっ血して、緊急処置が必要になるような事もあります。その他にも、勃起障害、射精障害など、生殖機能にも問題を起こす事もありますので予防的意味でも、手術を行っておくことをお勧めします。
基本的には 仮性・真正包茎の手術と同じです。
包皮を覆う部分の皮膚の余りを切除して亀頭を露出させる手術です。
当院では、静脈麻酔を導入しており、昏睡状態のうちに手術できます。
痛みを感じにくくなってから、さらに陰茎の根元の数か所に局所麻酔をして陰茎・亀頭を麻酔します。そうする事で、手術後も楽になります。
優しく皮を剥いて、余った皮を切除したら、しっかり止血します。
手術後に血が溜まらない様細心の注意を払います。その後、皮膚のみ縫合します。
カントン包茎の緊急手術 – 背面切開
カントン包茎になった場合は、一刻も早くクリニックに来院してください。
夜間等は躊躇せずに医療機関を受診するべきです。
時期を逸してしまうと、陰茎が壊死してしまう事もあるからです。
また、早期であれば処置により、戻る事もありますが、包皮の腫れが強くなってしまうと、緊急手術をしないと治りません。
カントン包茎の緊急手術は、背面切開という方法です。
この方法だと、カントンを治すことはできますが、仕上がりがよくありません。
亀頭周囲に皮が余ってしまい、エリマキトカゲの様な外観になってしまいます。
尚、当院では、他院で緊急避難的に行われた手術の修正も行っておりますので、ご相談ください。
ここでは、背面切開について解説します。
背面切開とは、亀頭の12時の方向で、まるで締まった輪ゴムを切るかのごとく、包皮を切ります。
カントンが解除されたのを確認した後に皮膚を縫合します。
手術は15分程度です。
カントン包茎とは
茎や亀頭のサイズに比べて、陰茎包皮のサイズとくに包皮口のサイズが小さいために、勃起時や、そして、亀頭の血行障害を起こします。
サイズの合わない指輪を無理矢理はめてしまって、外そうと思っても外れなくて頑張っているとだんだん指先が、紫色になってしまいますよね。
そのような状態がペニスに生じている状況です。
カントン包茎の症状
軽度なものであれば包皮を剥いたとき締め付けられる感覚がある程度ですが、重度の場合、剥いたとき包皮が戻らなくなり亀頭冠の部分を締め付けてうっ血させます。
そのような状態がながく続くと、亀頭の血行が悪くなり、壊死を起こしてしまう事もあります。
カントン包茎になるかたは、普段は真性包茎(亀頭が露出しない人)や仮性包茎(勃起した時には剥ける、手で剥けば剥ける人)の状態にあります。
特に仮性包茎のなかでも、亀頭冠まで皮が剥けないかたに多くおこります。
カントン包茎の衛生面での問題
衛生面においては通常時は仮性包茎や真正包茎の状態ですから良くはありません。
洗浄しないで皮が被っている期間が長いと恥垢(アカ)が溜まり、不快な臭いのもとになるばかりか、包皮と亀頭の間に細菌が繁殖し亀頭炎や包皮炎が持続することもあります。
亀頭の炎症や不衛生の状態が続くと性感染症を含めた尿道炎になりやすくなります。慢性炎症やヒトパピローマウイルス感染症(性感染症の一種でもある)は亀頭癌の原因の一つとも言われています。
また、カントン包茎を起こすような包茎は、勃起不全や射精障害を引き起こす原因にもなりますので、手術療法をお勧めします。
カントン包茎の原因
真正包茎や亀頭をすべて露出できない仮性包茎の人が、勢いで無理に剥いてしまった時や強く勃起してしまったはずみに起こります。
亀頭や陰茎のサイズに対して、包皮口のサイズが小さいために、キュッとしまったまま元に戻らないのです。
亀頭には亀頭冠、いわゆるカリの部分があるので、その部分に引っかかって皮がもとに戻らない場合が多いです。
そして、亀頭の付け根が締まっているわけですから、うっ血してしまいます。
長時間このような状態が続くと、亀頭が壊死してしまう事もあります。
カントン包茎は自力で治るのか
カントン包茎は自力では根本的に治せません。
お悩みを根本から改善するには手術がおすすめです。
カントン包茎の原因は、包皮の入り口が狭いことが原因ですので、手術によって皮を広げる必要があります。皮をのばせばいのだろうと思って、自分で何回も伸ばしたり、剥こうとしたりするのはお勧めできません。
剥けたはいいものの、戻らなくなってしまうリスクがあるからです。
戻らなくなった場合は、亀頭が鬱血し、放置しておくと壊死に陥る可能性があります。
真正包茎のかたや、亀頭が完全に露出しない仮性包茎のかたは、いつかカントン包茎をきたす危険性があります。
衛生面においても、カントン包茎の予防という意味でも手術をお受けになることをお勧めします。
包茎 お悩みQ&A
Q&A当院へご相談頂く包茎手術治療に関するご質問やお悩みの中から、代表的なものをご紹介します。是非参考にして頂き、当院での包茎手術をご検討下さい。カウンセリングでは、お一人お一人異なるお悩みと真剣に向き合い、しっかり改善できるよう、おすすめの治療法をご提案致します。