治療開始から効果出現までは早い人で2~3ヵ月、遅くとも半年かかります。なぜ、治療開始から効果出現までに時間差があるかというと、毛髪には毛周期というものがあるからです。毛髪は、成長期、退行期、休止期というサイクルを繰り返しています。成長期は2~6年、退行期2週間、休止期約3ヵ月という長いサイクルです。 AGAの患者さんでは、成長期が短くなって休止期が長くなるという悪循環におちいっています。そのような悪循環におちいった全ての毛髪に対して成長期を長くし、休止期を短くして、本来のサイクル戻さないといけないのですから、月の単位で時間がかかってしまうわけです。したがって、効果判定も半年程度を目安としています。
AGA治療の基本は、プロペシア(成分はフィナステリド)内服でした。プロペシアのみで治療した場合の薄毛の進行を止める効果はほぼ100%で長く続ける程、改善効果が高いというデータが存在します。 しかし、プロペシア内服のみでは薄毛改善の効果は6割程というデータもあります。薄毛の進行を止める事はできるが、それだけでは発毛効果が十分出ないというデータです。じつは、プロペシアが遺伝的に効きやすい人と効きにくい人が存在するという事実もあります。 したがってミノキシジルという薬の併用が考えられる様になりました。ミノキシジルという薬は頭皮の血行を増大させるとともに毛母細胞に直接働きかけて発毛を促進させるという効果があると言われます。 以上から、ガーデンクリニック発毛医療外来では、従来からのプロペシア治療に加え、有効成分を直接頭皮に注入するメソセラピーを施したり、フィナステリド、ミノキシジル、髪の栄養薬の3剤を併用して内服するオリジナルの内服薬セットを使用したり、外用薬を用いたりと、AGA治療の改善をはかっております。 さまざまなアプローチでAGA治療が出来る事が、当センターの強みです。